前回、体幹に筋肉について重要な部分とその役割について書きましたが、その効果的な強化方法について今回書きます。
今は体幹トレーニングとか、体幹を効果的に鍛えるトレーニングとかいろいろ出回っていますが、結論から言わせてもらうとレスリングや組み技格闘技の選手はもっとシンプルに鍛えたほうが良いです。
前回、組み技格闘技において重要な体幹の筋肉として、背骨を支える脊柱起立筋(いわゆる背筋)と下半身と背骨をつなぐ大腰筋(俗に言うコアの筋肉)がとても大切と説明いたしました。
これらの筋肉を圧倒的に強化することが、強い体幹を手に入れることにつながるのですが、ここだけ鍛えようとするのは非常に難しいですし、体幹の筋肉自体を単独で動かして力を発揮することは競技動作の中ではほとんどありません。
すなわち、スクワットやデッドリフトなどの全身を使って高重量を扱う種目が手っ取り早く効果が出ます。
なんだ、普通のトレーニングをすれば良いのか?と拍子抜けするかもしれませんが、以下のようなポイントを気を付けて行いましょう。
●スクワットを行う際、骨盤を立てて股関節の動きが主体で、しっかり大腰筋を使うことを意識できているか?
●デッドリフトの際、股関節と肩甲骨の動きを連動させ、背中にアーチをしっかり作って支えているか?
以上の点を気をつけて正しい姿勢、フォーム、リズムでトレーニングを行っていけば、圧倒的に強い体幹を手に入れることが出来ます。
まとめると
“体幹部が正しく使えてないと高重量は扱えないし、怪我をする。”
“体幹部を正しく使えばトレーニング成果が出て、どんどん拳上重量が上がっていき、体幹部だけでなく全身の筋力が上がっていく。”
すなわち、
“基本トレーニングを正しい動作とリズムで行い、高重量を扱えるようになること。”
シンプルだけど、これが一番の圧倒的な強い体幹の作り方です。
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