デッドVSハイクリーン

“デッドリフトが200Kg挙がった!”

 

“デットリフトで何キロ上がる?”

 

など、

 

ベンチペレスと並んで力自慢の物差しとして、デットリフトのMAX重量はよく話題になることが多いですね。

 

それに比べて、ウェートリフティングの種目であるハイクリーンは瞬発力を高めたり、爆発的なパワーを身につけるのに有効であるというのは耳にしても、積極的に取り組んでいる人は意外と少ないのではないでしょうか?

 

デッドリフトVSハイクリーン。

 

前回、世界共通のトレーニングの1つとしてハイクリーンを挙げましたが、今回はデットリフトとハイクリーンについて競技パフォーマンスを上げるための関連性について書きたいと思います。

 

まず、デットリフトですが文字通り追い込んだら死ぬほどキツい種目です。

 

一般的に全てのフリーウェイトのトレーニング種目の中で、一番拳上重量が高くなると言われています。

 

学生選手でもしっかり取り組んでいくと200kg以上挙げられるようにもなりますが、デットリフトの挙上重量が上がっても相手を持ち上げたり、吹っ飛ばすパワーに結びついていない人が意外と多いです。

 

一方、ハイクリーンは世界共通のトレーニング種目に自然と選ばれるように、高重量を上げる選手は一般的に身体の使い方が上手く、レスリングの場面でも一発の技のパワーがあることが多いです。

 

どちらの種目でも鍛えられる筋肉は下半身の筋肉から背筋群、上腕、前腕、肩周辺までとほぼ全身の筋肉と同じなのに、どうしてこのような違いがあるのでしょうか?

 

じっくり考えてみましょう!

 

レスリングの技が決まる瞬間の出力の流れを見てみると、まずは動かない相手に力を加えて動かし、徐々にスピードを上げて加速させ、相手の体重が0になるぐらい瞬発的にパワーを発揮して放出させます。

 

ハイクリーンでも止まっているバーベルに力を加えて動かし、徐々に加速しながら一気に爆発的に引き上げて、フワッとなるぐらい上げた瞬間に胸の上でキャッチする。

 

まさに綺麗な技が決まった瞬間と同じ出力、エネルギーの発揮の仕方です。

 

なのでぶっちゃけ、デットリフトが200Kg上がってもハイクリーンが100Kgも上がらないのなら、デットリフトが160Kgしか上がらなくてもハイクリーンが100Kg上がったほうが良い。

 

すなわちハイクリーンは競技パフォーマンスの出力の大きさの目安と考えると良いでしょう。

 

しかし、デットリフトが上がる重量が高いほど、ベースとしての筋力が高いということなのでハイクリーンも拳上重量が高くなる可能性があるのは事実。

 

ですのでデットリフト200Kg上がるほうが、160Kgしか上がらない人よりしっかり取り組んでいけば、ハイクリーンの挙上重量は絶対的に高くなります。

 

したがってハイクリーン(競技パフォーマンスの出力)を高めるには、ベースとなる筋力を上げるためにデットリフトの挙上重量を上げていくことも同時に必要であって、そうでないといずれは頭打ちになって伸び悩んでしまいます。

 

ハイクリーンがどうしても苦手というか、積極的に取り組まない選手の傾向として、ハイクリーンの動作の習得の難易度にあります。

 

しかし専門家にしっかり教わればそれほど難しくないですし、レスリングの技の習得も一緒です。

 

身体をうまく連動させることが必要だし、勝つためには技術の習得は避けて通れないですから。

 

デットリフトの力自慢だけでなく、競技パフォーマンスの出力向上のためにハイクリーンにもしっかり取り組みましょう。

 

同じことが、ベンチプレスやスクワット、加重懸垂など他の種目にも言えます。

 

●高重量のベンチプレスだけでなく、腕立てジャンプもしっかり行う。

 

●高重量でのスクワットだけでなく、ジャンピングスクワットや坂道ダッシュなども行う。

 

●加重懸垂で追い込むだけでなく、自重でのスピード懸垂やスピードを意識したロープ登りも行う。

 

あくまで試合で勝つために

 

競技パフォーマンスを上げるために

 

高重量で追い込むだけでなく、実戦でのパワー発揮を意識してトレーニングに取り組んでいきましょう!

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