“テクニシャンになるために力をつける!”
レスリング・特に組み技格闘技では筋力面は大事な体力要素で、そのために筋力トレーニングに取り組むわけですが、数値がアップしたとしても決して無駄に力を使ってはいけません。
矛盾しているようですが、トレーニングでは出来るだけ力を出し切り、逆にレスリングの動きではいかに力をうまく使うかが、良い技・パフォーマンスにつながります。
ですので、あくまで勝つためにトレーニングに取り組む場合、以下のような考え方を忘れないようにしたいですね。
⚫︎強いフィジカル、力をつけることによって逆に力が抜けて余裕を持って戦えて、消耗が少なくなる。
⚫︎力がないと逆に力んでしまうし、力の緩急をつけられないので、肝心な時にスピーディーに動けない。
⚫︎トレーニングで最大筋力を高めることにより、スピードも活かせるし、技をどんどん生み出すことができるようになる。
逆説的な言い方になりますが、
「力を抜いてスピーディーに動くために力をつける!」
このような意識でトレーニングと日々の練習に取り組みたいですね。
力が抜けて余裕を持って戦えるようになると、技術がより多く習得することができるようになります。
そもそもレスリングの技術は筋力面を高めておかないと上達しないし、かかりません。
しかし決してパワーだけで持っていくということではなく、力に余裕ができ相手のパワーを受け止めることができるので、スピーデーに動きで技をかけることができます。
そうなると当然技のパワー(破壊力)=スピード×力ですので破壊力のある技を良いタイミングで仕掛けることができます。
実際、すごいテクニシャンの選手も体力測定をするとかなり高いレベルの筋力を持っています。
ですので、もし筋力面が弱いとしても技術に走るという考え方もあまり良くないですね。
“最高のテクニシャンになるために”
力を抜いて技術が上達するために、改めて筋力面もしっかり高めておきましょう。
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