初心者が限られた時間で強くなるために!

技術を身につけるためには筋力面をしっかり高めたほうが良いと前回書きましたが、これはまだ経験が浅い段階では顕著に現れます。

 

特に高校からレスリングを始めた選手や、社会人になってからレスリングを始めた選手。

 

まだ何も知らないので当然技術的なことは覚えることばかりです。

 

周りには幼少期から取り組んでいる選手や、学生時代に打ち込んでいる選手がいるととてつもなく大きな差を感じるでしょう。

 

レスリングはコンタクト競技なので直接肌で相手の強さを感じることができるので、技術的にも体力的にも差を感じると精神的な部分でもかなりのダメージを受けることになります。

 

なかなか結果を出せないとやがて限界を感じ、やめてしまう。

 

そのようなことは数えきれないほど見てきたし、始めてわずか2~3年間で諦めてしまうのも非常にもったいないです。

 

高校から始めて大学から結果が出始めた私としては非常に残念ですし、可能性を少しでも引き出してあげたいと、いつも感じています。

 

また高校スタートの部員を多く抱える指導者も、何とか強くしたいと常日頃感じているでしょう。

 

そこで、練習とトレーニングのスケジュールについてですが、高校スタートの選手が多い場合、週に数回、筋力トレーニング中心でフィジカル強化をメインとした日を作るのが良いです。

 

すなわち、週に6回マットでレスリングの練習をするとしたら、2回ぐらいは身体作りのトレーニングをメインとした日にする。

 

もちろん、これは朝練習を実施せず午後練習だけという前提ですが。。

 

もし朝練習を実施しているなら、同様に筋力アップ、身体づくり中心の日を週に2~3回設ける。

 

高校スタートからの場合、レスリングのレの字も知らないところからのスタートで、ただでさえすごい筋力が必要なレスリング技術を身に付けなくてはなりません。

 

ましてや幼少期から取り組んでいる選手と比べ、体力、技術、経験が圧倒的に違います。

 

技術や経験が高校時代に追い付かないのはしょうがないとしても、体力だけでも同等以上でないと同じ土俵に立つことすらできません。

 

したがって限られた時間で勝負する、また可能性を見出すためには、フィジカルを徹底的に強くして同時に技術を身につけて経験を積んでいくことが重要です。

 

しかし週に6回レスリングの練習がメインだと、なかなか身体が出来ないまま高校生活が終わってしまうことになるでしょう。

 

ですのでここは思い切って練習計画を組み直したほうが良いです。

 

何より最初の段階では、技術を覚えるにしてもフィジカルが強いほうが圧倒的に早いですから。

 

考え方として別に週6日レスリングの練習がメインでなくとも良いわけです。

 

レスリングの練習だけでは、限られた時間で勝負するのは実際難しいです。

 

仮に高校生から始めた選手が、2年間週に2度の身体作りトレーニングを取り組んだら結構な体力レベルになり、三年生の時にはまずまずの形になるでしょう。

 

仮に小さい頃から取り組んでいる選手に負けたとしても、経験、技術の差で及ばなかったというぐらいで、あともう少し頑張れば勝てるかも?という気持ちになるし、大学でも続けたいと思うでしょう。

 

社会人選手でもなかなか強くなれない人は、身体のバランスや筋力を高めることができない人が多い。

 

レスリングを週末だけやるとしても、他に一~二回は身体作りの日を取り入れたいです。

 

実際、社会人から始めた選手でマスターズ大会などで上位に来る選手は、過去に柔道などの経験者以外は職業柄普段身体を鍛えている消防士さんが多いです。

 

すなわち、フィジカルを鍛えて体力レベルを上げることが勝つための必須条件です。

 

私が学生時代に取り組んだこと。

 

高校スタートで、体力レベルが低く当然実績も残せませんでしたが、強くなりたい思いで最強の日体大へ進学。

 

大学入学後、当然周りとの歴然とした差を感じましたが、明確に身体作りの必要性を感じました。

 

そこで練習後、たった1人で最大筋力を上げ、フィジカルを高めるために身体作りのトレーニングに打ち込みました。

 

そして一年経ち、同級生とようやく同じレベルになり、三年生の時には学生選手権(インカレ)で優勝。

 

自身で行き着いたフィジカルアップの必要性を実証することができ、その後の競技生活に活かすことができましたね。

 

ただこれをやるのは並大抵の精神力では難しいし、指導者が言うのは簡単だけど誰もができることではないでしょう。

 

だから指導者がそのあたりを理解し、練習計画を立てる必要があります。

 

“レスリングの選手なのにレスリングをやらない”

 

というのは違和感あるかと思いますが、高校スタートの選手の取り組むイメージとして週に2度、ビック3やハイクリーンなど全身の筋力とパワーをアップさせる種目をガッチリやり、最後に筋肉をほぐす意味で技術練習を行う。

 

こうすることで、単に筋力トレーニングだけ行うよりも動きを筋肉に覚えさせ、技の出力アップに効果的です。

 

●限られた時間で最大限強くなるために。

 

●教えてる生徒に辛い思いをさせないために。

 

●社会人からでも強くなるために。

 

フィジカルアップも大事な練習と捉えて、練習メニューを組んで行きましょう!

 

何より、

 

“フィジカルが強くなると技術の習得も倍早くなる!”

 

この事を常に忘れないようにしたいですね。

 

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