先日までレスリングの世界選手権が開催されていましたが、私もネット中継で日本選手の活躍はもちろん、世界の強豪選手の試合はチェックしていました。
グレコローマンでは日本軽量級の強さは素晴らしかったし、日本人でもグレコで世界のトップに立てるという夢と希望を与えてくれたと思います。
中量級、重量級となると厳しい戦いとなりますが、モンスターみたいな選手ばかりの中でも何とか肉体的なハンデを乗り越えて来年の世界予選に期待したいです。
しかし、映像を見ても毎回世界のトップ選手の筋肉量の多さと筋密度の高さに驚かされます。
見た感じ、除脂肪体重(体脂肪を0%にした場合の体重)が出場階級よりも重い選手が多いだろうし、当日計量のルール下にも関わらず、試合中はけっこうリカバリーしてるようにも見受けられます。
コンディション作りさえ上手くいけば、このような身体組成が階級制競技で有利なのは明らかですね。
体脂肪率も重量級(130Kg級を除く)でも一桁行ってるだろうし、体脂肪が少なく筋肉量が多い身体は理想です。
先天的に外国人(欧米人)は骨格も大きいというのもあるけど、ホルモンの分泌量の関係から筋肉がつきやすく脂肪が少なくなりやすい。
すなわち同じ食事とトレーニングをしても我々アジア人(東洋人)よりも筋肉質になりやすく非常に恵まれていますね。
でも生まれつきの問題と簡単に片づけてしまうのは良くないし、日本人選手は昔よりも明らかに大きく筋肉質になっているので、頑張り次第でかなり近づいていけると思います。
減量より純粋な筋肉量の増加のほうが時間はかかりますが、積み上げていく楽しさがありますね。
しかし、これも世界を目指すトップ選手の争いの話であって、社会人選手や高校生、大学生選手であればしっかり計画的に筋力トレーニングと食事を積んでいけば筋肉量をどんどん増やしてパフォーマンスアップにつなげることができます。
あくまで
“体脂肪を増やすのではなく、筋肉量を増やす!”
筋肉量の目安として
“除脂肪体重が増えているか?”
常に確認したい部分です。
また、コンディションを壊さないためにも、
“除脂肪体重が多くとも、普段の体脂肪率が高くて減量幅が多すぎないか?”
その辺りにも注意していきたいです。
食事も体脂肪を増やすのではなく、筋肉量を増やすことを意識して摂っていきたいですね。
階級制というルールの中で最大限有利に闘うために
筋密度を上げて、詰まった身体を目指していきましょう!
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